持続化給付金と市民相談/PCR検査をプール方式で

今日は、午前中から事務所で雑務をこなしました。明日まで自粛期間。

書類の修正などに手間取っていました。

その後、持続化給付金の困難案件の対応。なんとかなりそうで良かったです。

市民相談もありましたが、こちらは解決が困難そうです…。

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立憲民主党の羽田参議院議員が亡くなりました。秘書の運転する車の中で、急に亡くなったとのこと。秘書の方から間接的に聞きましたが、参議院会館でも上の階からだんだん下の階に感染者が広がってきているそうです。羽田議員の件は、もっと早くにPCR検査を受けられたら、別の結果になっていたかもしれません…。野党は検査体制を充実させるよう言ってきましたが、下記の報道のとおり、今でも検査が抑制されている疑念は消えません。

「PCRが受けられない」訴えの裏で… 厚労省は抑制に奔走していた

今日の朝のテレビでも、PCR検査は偽陽性(本当は感染してないのに、感染していると判定)の可能性があるので検査数を増やせない、との指摘がありましたが、偽陽性は本人に危険が及んでいるわけではないので別に問題はないでしょう。偽陰性(本当は感染しているのに、感染していないと判定)を問題にするならわかりますが、PCR検査を複数回すれば良いだけです。また、発熱者や症状の出ている人、濃厚接触者に限ってPCR検査をするという理屈は、無症状者が感染を増やすのを防止できないと思います。PCR検査の回数を圧倒的に増やすことで対応可能でしょう。すでに東京都世田谷区で導入されているプール方式を導入するべきです。コスト低減ができ、検査数も増やせるとのことです。以下、引用。

>東京都世田谷区の保坂展人区長は17日の記者会見で、新型コロナウイルス対策で区独自に「プール方式」によるPCR検査を始めると正式に発表した。2021年1月中旬~3月、通所・訪問型の高齢者施設や障害者施設の職員ら無症状者約1万5400人を対象に検査する。
>プール方式は複数人から採取した検体を一括して検査するのが特徴で、検査コストの低減や結果判明までの時間短縮が期待されている。同区はまず4検体をまとめて検査し、陽性だったら個人別の検体を改めて検査する。保坂氏は「試薬代が4分の1になり、コストカットできる」と述べた。米食品医薬品局(FDA)の基準にそった試薬を使い、精度の高さを確保するという。
>すでに世田谷区は無症状者へのPCR検査を、特別養護老人ホームなどの高齢者施設の職員らを対象に「社会的検査」として実施している。プール方式の新たな検査はデイサービスなどの職員向けで、重症化リスクの高い高齢者への感染を事前に防ぐ施策を強化する。
>プール方式の検査経費は約8000万円。コロナ陽性かどうかを確定診断する「行政検査」ではないため国費は使えず、東京都の補助金を活用する。プール方式で陽性が判明した人には確定のための行政検査を受けてもらう。

東京・世田谷区長 プール方式のPCR「コスト減できる」(2020年12月17日 日本経済新聞)

また、(医師免許を持つ国会議員が多い)共産党の宮本徹議員は12月9日の衆院厚生労働委員会でも下記のとおり指摘しています。

>宮本氏は、政府の分科会が示した米国の研究で、検査頻度が高いと感染者が減るとの結果を指摘。北海道旭川市では医療が深刻な事態であり、「これ以上クラスターを発生させないあらゆる手だてが必要だ」として、国も支援して頻回の検査を実施するよう求めました。

(PCR検査 プール方式導入を 2020年12月10日しんぶん赤旗)

直接の知人であったり、知人の知人というところまでコロナ感染が迫ってきています。春の時よりも近づいてきている感じです。

県の保健所の職員さんがいくら頑張っても、政府与党が決断しなければ政府のコロナ対策は進みません。宴会をしている時間があったら、国会を開いて野党の提言を一刻も早く受け入れるべきだと思います。