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だんした季一郎のブログです。

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2021(令和3)年3月議会一般質問3.循環型低炭素社会の推進について

まず、1つ目です。現状ですが、筑紫野市では、筑紫野市環境基本計画に掲げる低炭素社会の構築を目指し、再生可能エネルギーの普及を図るとともに、地場産業の育成、地域活性化に資するため、住宅用太陽光発電及び民生用燃料電池を御自宅に設置する人を対象に、住宅用エコエネルギー導入促進事業補助金を支給しています。
 しかし、最終的に将来どのような方向に持っていくのか、目標設定が不明確であるという課題があります。私は、地域でつくり出せるエネルギーを見える化して、市民の方へ知らせ、利用を促進する必要があると思います。そして、原発ゼロを実現するためにも、再生可能エネルギー100%、ゼロカーボンシティに向けて、地域でできる努力を重ねていくべきだと考えています。
 そこで、再生可能エネルギーの太陽光・太陽熱の活用促進のため、地域でつくり出せるエネルギーを見える化する屋根ソーラーポテンシャルマップを作成するべきだと考えます。市には、固定資産台帳があり、住宅の面積や建蔽率から生み出せるエネルギーのおおよその算定は可能です。
 また、最近再度注目されている太陽熱利用システムですが、これは、太陽の熱エネルギーなどを集熱器(パネル)で集めて給湯や暖房などを行うシステムです。農家の方の家などで見たことがある方は多いと思います。太陽熱利用システムは、エネルギーを熱に交換する効率が高く、4から6平方メートルのパネルでもガスや電気代の使用量の削減につなげることができるため、屋根面積の狭い家でも利用が可能です。
 環境省によると、熱需要を満たすのに、化石燃料を燃焼させたり、電気を電熱変換したりするのは、エネルギーの有効利用とは言えないと述べています。その上で、太陽エネルギーから温水への変換効率は、太陽光発電の変換効率より高く、太陽熱利用は太陽エネルギーの有効な利用法であり、従来のガス給湯器に比べて、太陽光発電を設置しない場合、太陽熱システム単独利用の場合でも、給湯からの二酸化炭素の排出を4割程度削減可能と試算しています。太陽光発電と組み合わせると、その効果はますます高まります。
 しかし、筑紫野市の住宅用エコエネルギー導入促進事業補助金には、太陽熱利用システムは対象となっていないという大きな課題があります。
 市の環境基本計画には、「新たな再生可能エネルギーの導入促進のため、補助内容の見直しを検討する必要がある。そして、太陽光発電以外の再生可能エネルギーについても、設置の可能性を検討する」と書いてあります。私は、この補助金の交付対象を拡大し、新たに太陽熱利用システムを対象に加えるべきだと考えます。
 そこで、質問項目1、屋根ソーラーポテンシャルマップを作成し、太陽光・太陽熱の補助金の対象拡大をするべきではないでしょうか。執行部の見解を求めます。
 次に、2つ目です。昨年7月7日に総務省が公表した家計消費状況調査によると、5月のネットショッピング利用世帯、2人以上の世帯の割合は、初めての5割超えとなりました。5月は新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発出された月で、巣籠もり消費のニーズが高まり、ネット通販を利用する世帯が急増しました。緊急事態宣言解除後の6月も50.8%と高水準を維持しており、一過性のものではない状況です。全世代でも利用者は伸びているのですが、65歳以上の世帯においても、昨年4月は27.1%、5月は30.3%と著しく伸び、これが全体の伸びにも寄与し、6月に入ってもほかの年齢階級とは異なり、31.2%と上昇を続けています。つまり、今や高齢世帯でも3割の世帯がネットショッピングを利用するようになり、ネットショッピングが当たり前の時代となりつつあります。
 このような中で、再配達のトラックから排出される二酸化炭素の量は、2015年度の国交省調査年間でおよそ42万トンと推計されており、宅配便の再配達は地球環境に対しても負荷を与えており、配送業界の人手不足も相まって、社会問題になっていると言えます。
 そこで、新たな取組として注目されているのが、宅配ボックスを設置する、いわゆる置き配です。既に幾つかの自治体でも、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した新型コロナウイルス感染症対策として、環境負荷低減を見据えた宅配バッグ普及事業が始まっており、楽天やアマゾン、日本郵便、ヤマト運輸などが提携する、Yper社との折り畳み式専用バッグ「OKIPPA」を設置しています。これは、無料専用アプリとも連動しており、配送が完了するとアプリに通知が届きます。再配達依頼もアプリで完結し、配送会社ごとにアプリを使い分ける必要はありません。
 この会社と大阪府八尾市の実証実験では、再配達は7割以上減少したそうです。本実験での再配達削減実績は、トラックからの二酸化炭素排出削減量に換算すると約528キログラム、杉の木約60本が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当するとのことでした。これは、仮に八尾市内全世帯が、1年間OKIPPAを使用した場合、削減できる二酸化炭素の量は、杉の木約18万5,000本が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当すると試算でき、地球温暖化の防止に大きく寄与すると考えられる結果となりました。
 我が市においても、1人当たりの二酸化炭素排出量を減らす観点からも、臨時交付金を活用して宅配ボックスの設置を促進するべきではないでしょうか。
 そこで、質問項目2、環境負荷軽減のため、国の補助金を活用し、置き配を促進するべきではないでしょうか。現状も含めて、執行部の見解を求めます。

◯環境経済部長(吉田 浩二君)
 初めに、ソーラーポテンシャルマップにつきましては、環境省が再生可能エネルギー情報提供システムを公開しておりますので、独自マップの作成は考えておりません。
 また、太陽熱利用システムを補助対象に加えることにつきましては、現時点では考えておりませんが、新たに蓄電池を補助対象に加えることにより、再生可能エネルギーの利用を促進してまいります。
 次に、環境負荷軽減のための置き配促進についてですが、注文時における配達指定や配送事業者からの確認メールサービスなどがあることから、その動向を注視してまいります。

地方財政計画の研修と連日の会派会議/市の新ホームページが高齢者・障がい者の方を含むあらゆる人にとって見やすくなることを望みます

ブログの更新が滞ってましたので、しばらく振りの更新です。

2/1(月)
事務所で雑務をこなす。北九州市議選の応援での疲労が溜まっているようで、少しきつかったです。

2月から議会レポートの配布が本格的に開始されます。「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」についての特集記事を掲載したチラシなので、市内のできるだけ多くの困っている方に届くとよいのですが…。

2/2(火)
午前中、雑務をこなして市役所へ向かう途中に、パソコンを持ってくるのを忘れていて、慌てて取りに帰って市役所へ。

パソコンをセッティングし、会派での「虹と緑」のZoom研修会を受けました。地方財政計画、自助・共助・公助の考え方についてでした。とても勉強になりました。昨年の総務委員会で聞いた、防災重点ため池の災害対策について国の予算が付いていることを知りました。予算審査特別委員会の前までに、もう少し予算について勉強しておこうと思います。

事務所に戻って雑務をこなして、帰りました。疲れました。

2/3(水)
午前中は会派会議。市長の施政方針の原稿を読み、会派代表質問の内容について話し合いました。私の担当は、行政手続のデジタル化について。ここは一般質問も行おうと考えています。

会議の休み時間に、前回の総務委員会の時に障がい当事者の方から指摘を受けていた「市役所のバリアフリートイレの鏡が車いす利用だと高いところにあって見れない」という件は、1階から6階まで全て長い鏡に交換されたとの報告がありました。ふるさとハローワークの方は今後対応していくとのことでした。

担当職員の方の努力を始め、総務委員長と会派つくしの代表の議員の諸先輩方の特段の配慮の結果です。感謝。困った人が減るので良かった良かった。

終わって、昼食は某金沢発祥のカレーを急いで食べて、カー用品の売っているお店に。軽バンをニュースカー(政党広報車)にするべく、キャリーを注文し、取り寄せ。事務所に戻って、採寸し、マグネットシートを注文。ネットでスピーカーも注文しなければ…。

事務所に戻って、雑務をこなす。

夕飯は、香味フライと蒸し野菜とじゃがバターを作りました。終わって、政策の資料を読む。

2/4(木)
朝から会派会議。昨日から会派代表質問の内容について話し合いました。公共施設への公衆無線LAN(Wi-Fi)整備について色々意見を出しました。行財政改革のところで、旧市庁舎跡地、ジャスコ跡地についても入れてもらいました。

会議が終わって、事務所に戻って一般質問について色々と考えました。

昨日夜読んだ資料で、全国の自治体のホームページを対象に、高齢者・障がい者とって利用のしやすさを調査し、ランク付けした調査が発表されたとの記事を見つけました。筑紫野市はGランク。記事の詳細は、下記の通りです。

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「日本一」の自治体HPに茨城県の市 1年で評価E→A
茨城県神栖市はこのほど、市の公式ホームページ(HP)が、自治体ウェブサイトの品質調査で全国で唯一、最上位である「Aレベル」の評価を受けたと発表した。コンサルティング会社のアライド・ブレインズ(本社・東京)が毎年実施しており今回が15回目。神栖市がAレベルの評価を受けたのは初めてだ。

調査は同社が今年4~6月、全国の町村を除く都道府県と市の862自治体の公式ウェブサイトを対象に行った。同社が開発した品質解析プログラムを使い、トップページからすべてのリンクを読み、ウェブサイトが高齢者や障害者も含む様々な人たちが利用しやすくなっているかなどを調べた。

結果は「到達レベル」としてA~Iレベルの9段階で評価され、アライド・ブレインズ社のウェブサイトに公開されている。同社によると、今回の調査でAと評価されたのは全国で神栖市のみ。

調査の詳細は、下記の通りです。

>自治体ウェブサイトのアクセシビリティ(高齢者・障害者の利用への配慮)、ユーザビリティ(使いやすさ)等の品質を調査する「A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査 自治体編第15回を実施し、各団体の調査結果を公開

全国862自治体公式HPの全ページ調査結果を公開

調査結果一覧(九州・沖縄地方)

企画政策課に問い合わせたところ、「筑紫野市はスマホが登場する前に作ったHPなのでレスポンシブデザイン(※1)ではなくGランクだが、改定後はもっとランクが上がると思われるので、最終的にはAランクを目指して頑張りたい」とのことでした。高齢者・障がい者の方にとって少しでも良くなるようにして欲しいとお願いしました。ちなみに福岡県内でトップは嘉麻市でした。862自治体中全国1位は茨城県神栖市。

(参考)

嘉麻市


茨城県神栖市

(注釈)
※1:PC、タブレット、スマートフォンなど、複数の異なる画面サイズをWebサイト表示の判断基準にし、ページのレイアウト・デザインを柔軟に調整すること

臨時議会・総務市民常任委員会/新型コロナウイルスワクチン接種事業について

1/21(木)
午前中は事務所で雑務をこなしました。午後から、都市計画審議会でした。筑紫野自動車学校の建設されている土地の都市計画法に基づくの区域区分の変更などについてでした。質疑で、「更新前のハザードマップではこの土地は白色の地域だったが、今回更新されたハザードマップでも変更はないか」と質疑を行いましたが、「変更はない」とのことでした。

1/22(金)
朝から会派会議で、新型コロナウイルスワクチン接種事業に関する質問項目を会派でまとめました。まとめたものを、議会事務局にメールし、質問内容を事前通告しました。

終了後、立憲民主党福岡県連の青年局の要請に基づき、北九州市議選の応援に行きました。政党広報車に乗り込み、福岡10区内を19時過ぎまで活動しました。反応があまりなく、ちょっと心配になりました。

1/30(土)
引き続き、政党広報車に乗り込み、北九州市内を回りました。最後に、古賀ゆきひと参議院議員と浜口つねひろ候補と写真撮影をしました。疲れました…。

浜口事務所前にて



1/31(日)

筑紫野市内の中学校で制服選択制が広がっています/だんしたは標準服導入を望みます

12月議会の一般質問で「標準服検討委員会の設置」の質問を行いました。

結果として、市内の中学校全体で統一された制服(標準服)導入には至りませんでしたが、今年度から制服選択制が二日市中学校で導入され、女子用スラックス(冬用)を選択できるようになったとのことです。

二日市中学校の制服案内(保護者提供)



一般質問の中で女子用スラックスの導入にも言及していたので、一部実現した形になりました。他の中学校がどうなったかは調査中です。知っている方がいれば教えて欲しいです。

2021.02.07.追記
すでに1校では女子スラックスが導入されており、二日市中では来年度から導入されます。他の学校については調査中です。



これも、職員の努力と、文教福祉委員長の特段の配慮の結果です。他の文教福祉委員会所属の議員の方々も、標準服導入について高い関心を持っているとのことでしたので、委員会全体で継続して調査研究する事項になっていくといいなあと思っています。それにしても、文教は調査研究することが多いので、ますます審査が大変になっていきますね。

Zoom大会2日目

昨日に続いて、障がい者の自立と政治参加を進めるネットワークのZoom大会の2日目でした。

今日の意見交換は、政策につながる有益なものでした。

終わって、少し庭の草木の剪定。みかんを収穫しました。

ちょっと本を読むが、どうも疲れていて眠い。Facebookを見た方から、議会レポートを郵送して欲しいとの連絡。

今日は早く休むことにします。