地方財政計画の研修と連日の会派会議/市の新ホームページが高齢者・障がい者の方を含むあらゆる人にとって見やすくなることを望みます

ブログの更新が滞ってましたので、しばらく振りの更新です。

2/1(月)
事務所で雑務をこなす。北九州市議選の応援での疲労が溜まっているようで、少しきつかったです。

2月から議会レポートの配布が本格的に開始されます。「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」についての特集記事を掲載したチラシなので、市内のできるだけ多くの困っている方に届くとよいのですが…。

2/2(火)
午前中、雑務をこなして市役所へ向かう途中に、パソコンを持ってくるのを忘れていて、慌てて取りに帰って市役所へ。

パソコンをセッティングし、会派での「虹と緑」のZoom研修会を受けました。地方財政計画、自助・共助・公助の考え方についてでした。とても勉強になりました。昨年の総務委員会で聞いた、防災重点ため池の災害対策について国の予算が付いていることを知りました。予算審査特別委員会の前までに、もう少し予算について勉強しておこうと思います。

事務所に戻って雑務をこなして、帰りました。疲れました。

2/3(水)
午前中は会派会議。市長の施政方針の原稿を読み、会派代表質問の内容について話し合いました。私の担当は、行政手続のデジタル化について。ここは一般質問も行おうと考えています。

会議の休み時間に、前回の総務委員会の時に障がい当事者の方から指摘を受けていた「市役所のバリアフリートイレの鏡が車いす利用だと高いところにあって見れない」という件は、1階から6階まで全て長い鏡に交換されたとの報告がありました。ふるさとハローワークの方は今後対応していくとのことでした。

担当職員の方の努力を始め、総務委員長と会派つくしの代表の議員の諸先輩方の特段の配慮の結果です。感謝。困った人が減るので良かった良かった。

終わって、昼食は某金沢発祥のカレーを急いで食べて、カー用品の売っているお店に。軽バンをニュースカー(政党広報車)にするべく、キャリーを注文し、取り寄せ。事務所に戻って、採寸し、マグネットシートを注文。ネットでスピーカーも注文しなければ…。

事務所に戻って、雑務をこなす。

夕飯は、香味フライと蒸し野菜とじゃがバターを作りました。終わって、政策の資料を読む。

2/4(木)
朝から会派会議。昨日から会派代表質問の内容について話し合いました。公共施設への公衆無線LAN(Wi-Fi)整備について色々意見を出しました。行財政改革のところで、旧市庁舎跡地、ジャスコ跡地についても入れてもらいました。

会議が終わって、事務所に戻って一般質問について色々と考えました。

昨日夜読んだ資料で、全国の自治体のホームページを対象に、高齢者・障がい者とって利用のしやすさを調査し、ランク付けした調査が発表されたとの記事を見つけました。筑紫野市はGランク。記事の詳細は、下記の通りです。

—-

「日本一」の自治体HPに茨城県の市 1年で評価E→A
茨城県神栖市はこのほど、市の公式ホームページ(HP)が、自治体ウェブサイトの品質調査で全国で唯一、最上位である「Aレベル」の評価を受けたと発表した。コンサルティング会社のアライド・ブレインズ(本社・東京)が毎年実施しており今回が15回目。神栖市がAレベルの評価を受けたのは初めてだ。

調査は同社が今年4~6月、全国の町村を除く都道府県と市の862自治体の公式ウェブサイトを対象に行った。同社が開発した品質解析プログラムを使い、トップページからすべてのリンクを読み、ウェブサイトが高齢者や障害者も含む様々な人たちが利用しやすくなっているかなどを調べた。

結果は「到達レベル」としてA~Iレベルの9段階で評価され、アライド・ブレインズ社のウェブサイトに公開されている。同社によると、今回の調査でAと評価されたのは全国で神栖市のみ。

調査の詳細は、下記の通りです。

>自治体ウェブサイトのアクセシビリティ(高齢者・障害者の利用への配慮)、ユーザビリティ(使いやすさ)等の品質を調査する「A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査 自治体編第15回を実施し、各団体の調査結果を公開

全国862自治体公式HPの全ページ調査結果を公開

調査結果一覧(九州・沖縄地方)

企画政策課に問い合わせたところ、「筑紫野市はスマホが登場する前に作ったHPなのでレスポンシブデザイン(※1)ではなくGランクだが、改定後はもっとランクが上がると思われるので、最終的にはAランクを目指して頑張りたい」とのことでした。高齢者・障がい者の方にとって少しでも良くなるようにして欲しいとお願いしました。ちなみに福岡県内でトップは嘉麻市でした。862自治体中全国1位は茨城県神栖市。

(参考)

嘉麻市


茨城県神栖市

(注釈)
※1:PC、タブレット、スマートフォンなど、複数の異なる画面サイズをWebサイト表示の判断基準にし、ページのレイアウト・デザインを柔軟に調整すること

成年後見の市民相談

1/9
議会改革チェックシートを作成。先進自治体での事例を色々学びました。市民の方の声がもっと市政に反映されるようにするにはどうすればいいかを考えながら行いました。

その後、午後から市民相談への対応。成年後見に関わるものでした。今後ますます利用が増えていく思いますが、その中でどう担い手を育成していくかが課題だと思います。

1/10
引き続き、議会改革チェックシートを作成。途中で切り上げてから、議会レポートの原稿を考えました。色々と資料を読みました。

1/11
議会改革チェックシートの続きを作成し、議会レポートの原稿のたたき台をデザイナーさんに送付。

1/12
朝から広報委員会でした。議会だよりのチェック。午前中かかりました。帰ってサンドイッチを大急ぎで食べて相談対応。

議会レポートがやっとほぼ完成。党のチラシをアレンジして、制度を調べてわかりやすくまとめたつもりです。終わって雑務をこなす。疲れました。

家賃支援給付金申請締め切り間近/議会レポート作成…

今日は、雪がたくさん積もっていました。こんなに降ったのは、数年ぶりでしょうか。数年前の時は、水道管が凍結して給水車が出動したり、大牟田市が復旧まで時間がかかっていたとかそんな報道があっていたかと思います。

事務所に着いて、すぐに家賃支援給付金の相談対応。やはり、賃貸借契約書に不備があったので、添付書類についてアドバイス。15日までに申請を完了するような段取りにしました。

JIAMの研修は、コロナ感染拡大のため、キャンセルに。

昼ごはんは、鍋焼きうどん。寒いからあったまりますね。

終わって、11月の研修会の報告書を提出していなかったので、作成に取り掛かりました。下記のテーマでした。詳細は、下記リンク先から。

「地方自治体におけるAI・RPAの導入と今後の展開」

完成後、12月議会レポートの原稿を作成。気がついたら夕方になっていました。少々疲れました。

帰り道は、積もった雪が凍結していて九産高校前で車が3台ほど立ち往生していました。

やっと帰り着いて、夕ご飯。塩麹肉じゃがが絶品でした。これは定番メニューにしなくては。

明日は、やり残した仕事をすることにします。

寒い…

今日は、朝から雪がちらついてました。寒い。昼過ぎから気温がマイナスになるとの予想。

事務所で雑務をこなし、県庁へ。終わって県連事務所に寄りました。職員の方と話していたら、坪田さんが来ました。忙しそうでした。

前回の一般市町村議員団会議はコロナによる自粛で行けなかったので、移転してから初めて行ったことになります。前よりは広くなりましたが、もう少し部屋数があったら図書スペースも作れるのに、と思いましたが。なかなかそういうわけにもいかないか…。

市内から戻って、関係先に書類を渡し、事務所へ戻りました。バタバタ雑務をこなしているうちに、夕方に。

夕飯は、あじのみりん干し、五目ビーフン、ひじき煮。うまく作れました。

コロナ感染者は、東京が約2400人、福岡も300人以上。感染拡大が止まりません。今日の夜から明日にかけても寒そうです。厳しい日々が続きます。

市職員でコロナ感染者発生/若年で無症状でもコロナ後遺症?

今日は、朝から雑務をこなしました。ちょっと寒い。明日からはもっと寒くなるそうですが…。

昼ごはんを食べる時間もないうちに、いつの間に予約していた歯医者の時間に。何年振りですかね…。悔しい思いをすることが多かったせいか、歯軋りをしていたようで、マウスピースを作ることになりました。

帰宅してから、夕飯を作りました。豚肉のにんにく味噌炒め、かぼちゃの焼きコロッケ、大根のおかか醤油マヨ。うまく作れました。味も美味しかったです。コロッケは、これはこれで美味しいけれど、普通のコロッケの方が好きです。自分で作ったコロッケが一番。じゃがいもの美味しい季節だから、週末にでも作ってみますかね。

———

市職員でも濃厚接触者やコロナ感染者が発生したそうです。通常業務に加え、消毒作業など現場の負担が生じていますが、市民生活に影響が出ないよう職員が努力を重ねているところです。

昨年、和歌山県知事が県内感染者のデータを公表していて話題になりましたが、気になる記述がありました。コロナ感染者の後遺症についてです。

以下、引用です。

>命に別状もなく重症化もしなかった若年層にも後遺症は残るということが分かりました。

K図 和歌山県知事からのメッセージ掲載

知事からのメッセージ 令和2年12月28日

引用終わり。

味覚障害はよく知られていますが、他にも倦怠感、呼吸困難、頭痛、集中力低下、記憶障害なども起こるそうです。また、下記の記事も少し気になります。

>新型コロナウイルスは脳にも感染し、「深刻な脳障害を起こす恐れがある」という報告が相次ぐ。髄膜炎や脳炎、意識障害のほか、記憶障害が出る人もおり、後遺症が心配される

(意識失い嘔吐、記憶あいまい 新型コロナ、脳まで侵入か 2020年11月14日朝日新聞デジタル)

コロナに感染して復帰した方の後遺症へのフォローも考えなくてはなりません。再感染については分かってないことだらけみたいですね。

いずれにせよ、若いからといって甘く見ていると痛い目に遭いかねないということです。さらに気をつけていかなければなりません。

緊急事態宣言…

今日は、朝から事務所で年内に処理できなかった雑務をこなしました。

昼ごはんは持参したおにぎらずでさっさと済まして、打ち合わせに。

戻ってまた雑務処理。気がついたらいつの間に夕方に…。時間が経つのが早いですね。

Twitterのアカウントを復活させ、HPに埋め込みました。

その後、資料を読み込む。疲れました。

コロナが爆発的に感染拡大し、医療崩壊が起きています。緊急事態宣言が出ることになりましたが、効果があるかは疑問です。

感染拡大の原因である2人以上の会食を制限するべく、新型インフルエンザ等対策特別措置法を改正し、予算を組んで、飲食店への休業要請+補償のセットでやるのは待ったなしだと思います。罰則より、補償内容を明確化するべきでしょう。家族以外の2人以上での会食も制限するべきです。PCR検査もプール方式で行うべきでしょう。

昨年からあれだけ何度も何度も野党が提言してきたのに、自民、公明+維新は国会をさっさと閉じてしまったのは一体どういうつもりだったのでしょうか。本当に理解ができません。

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

旧年中は皆さんには大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。

昨年は、コロナ禍という今までにない事態に見舞われた大変な年でした。実家の家業もそうでしたが、私の周りの中小零細企業の方の苦境を直接目にする機会が多く、無力感を感じる事も多々ありました。

10万円給付、持続化給付金、雇用調整助成金の拡充、医療支援などは党派を超えて取組が行われている中で、一地方議員として何ができるのだろうかと考える日々でした。

コロナの影響はまだまだ続く中で、だんした季一郎は、本年も市民の皆様の声を市政や党に届け、市民のための政策実現に向けて努力を重ねていきます。

皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

まっすぐ、支え合う筑紫野へ。

しめ縄を設置/年末最後に市民相談の予約…

今日は、事務所で雑務をこなしました。年明けの議会レポートの原稿も考えなければ…。

一日中バタバタしていて、お昼ご飯も食べられませんでした…。

昼下がりにしめ縄を設置。商店街は設置している人が多いですね。結局今日まで仕事をしている感じでした。

帰ろうとしたところで、市民相談の電話。持続化給付金のお手伝いをした方で、家賃支援給付金の申請のお手伝いもして欲しいとのこと。年明けで日程調整して、帰りました。

ネット通販で頼んだ東北のりんごが美味しいです。B級品なので、形が歪だったり傷がついていたりしますが。レモンでも買って、ジャムでも作りますかね…?

持続化給付金と市民相談/PCR検査をプール方式で

今日は、午前中から事務所で雑務をこなしました。明日まで自粛期間。

書類の修正などに手間取っていました。

その後、持続化給付金の困難案件の対応。なんとかなりそうで良かったです。

市民相談もありましたが、こちらは解決が困難そうです…。

———

立憲民主党の羽田参議院議員が亡くなりました。秘書の運転する車の中で、急に亡くなったとのこと。秘書の方から間接的に聞きましたが、参議院会館でも上の階からだんだん下の階に感染者が広がってきているそうです。羽田議員の件は、もっと早くにPCR検査を受けられたら、別の結果になっていたかもしれません…。野党は検査体制を充実させるよう言ってきましたが、下記の報道のとおり、今でも検査が抑制されている疑念は消えません。

「PCRが受けられない」訴えの裏で… 厚労省は抑制に奔走していた

今日の朝のテレビでも、PCR検査は偽陽性(本当は感染してないのに、感染していると判定)の可能性があるので検査数を増やせない、との指摘がありましたが、偽陽性は本人に危険が及んでいるわけではないので別に問題はないでしょう。偽陰性(本当は感染しているのに、感染していないと判定)を問題にするならわかりますが、PCR検査を複数回すれば良いだけです。また、発熱者や症状の出ている人、濃厚接触者に限ってPCR検査をするという理屈は、無症状者が感染を増やすのを防止できないと思います。PCR検査の回数を圧倒的に増やすことで対応可能でしょう。すでに東京都世田谷区で導入されているプール方式を導入するべきです。コスト低減ができ、検査数も増やせるとのことです。以下、引用。

>東京都世田谷区の保坂展人区長は17日の記者会見で、新型コロナウイルス対策で区独自に「プール方式」によるPCR検査を始めると正式に発表した。2021年1月中旬~3月、通所・訪問型の高齢者施設や障害者施設の職員ら無症状者約1万5400人を対象に検査する。
>プール方式は複数人から採取した検体を一括して検査するのが特徴で、検査コストの低減や結果判明までの時間短縮が期待されている。同区はまず4検体をまとめて検査し、陽性だったら個人別の検体を改めて検査する。保坂氏は「試薬代が4分の1になり、コストカットできる」と述べた。米食品医薬品局(FDA)の基準にそった試薬を使い、精度の高さを確保するという。
>すでに世田谷区は無症状者へのPCR検査を、特別養護老人ホームなどの高齢者施設の職員らを対象に「社会的検査」として実施している。プール方式の新たな検査はデイサービスなどの職員向けで、重症化リスクの高い高齢者への感染を事前に防ぐ施策を強化する。
>プール方式の検査経費は約8000万円。コロナ陽性かどうかを確定診断する「行政検査」ではないため国費は使えず、東京都の補助金を活用する。プール方式で陽性が判明した人には確定のための行政検査を受けてもらう。

東京・世田谷区長 プール方式のPCR「コスト減できる」(2020年12月17日 日本経済新聞)

また、(医師免許を持つ国会議員が多い)共産党の宮本徹議員は12月9日の衆院厚生労働委員会でも下記のとおり指摘しています。

>宮本氏は、政府の分科会が示した米国の研究で、検査頻度が高いと感染者が減るとの結果を指摘。北海道旭川市では医療が深刻な事態であり、「これ以上クラスターを発生させないあらゆる手だてが必要だ」として、国も支援して頻回の検査を実施するよう求めました。

(PCR検査 プール方式導入を 2020年12月10日しんぶん赤旗)

直接の知人であったり、知人の知人というところまでコロナ感染が迫ってきています。春の時よりも近づいてきている感じです。

県の保健所の職員さんがいくら頑張っても、政府与党が決断しなければ政府のコロナ対策は進みません。宴会をしている時間があったら、国会を開いて野党の提言を一刻も早く受け入れるべきだと思います。

今年の初めに厚労省に陳情に行った補装具の件で進展がありました

今日は、一日事務所にこもって雑務をしていました。

今年の1月14〜16日にかけて障がい者政治参加ネットの事務局として、社民党・古庄大牟田市議会議員とその他のメンバーで厚労省に陳情に行った件で進展がありました。

これまでの経緯は、下記の記事から。

なぜ除外?「靴型装具」の公的助成 国が要件“厳格化”、作製者困惑

“痛みなく履ける靴”届けたい 「誰が」より「質」問うべきでは

>歩行に障害のある人に障害福祉サービスの「補装具」として支給される靴型装具について、厚生労働省が制度運用のルールを改め、足の型取りなどを行う要件として事実上、義肢装具士の資格を一律には問わない方針を自治体側に伝えた。法的に問題ないにもかかわらず、製作技術を習得した靴職人らが長年、手掛けてきた製品の支給が認められない例が判明した
>適法なのに除外?
 脳性まひや病気、けがなどの影響で足にトラブルがある人は、足型を取って専用の中敷きにするなどして痛みを軽減し、歩きやすくする靴型装具を作る人が多い。  オーダーメードで高価なため、障害者の日常生活向けは補装具として市町村から、治療用ならば医療保険の対象となる治療用装具として健康保険組合などから、いずれも公的補助の対象となり、自己負担はおおむね1~3割で済む。

 義肢装具士は、医師の指示のもと義手や義足を作る専門職で国家資格の一つ。現行法では、装具を作る際に採寸して型を取り、体に合わせる「採型や適合」を行う際、人体に危害を及ぼす恐れがあり、本来は医師や看護師以外は禁じられる「診療の補助行為」(医行為の一部)に該当するものは、義肢装具士が「医師の指示のもと、業として行う」ことになっている。
 ただ、生まれついた障害は治療で治るものでもない。どこまでが医行為に当たるのか、その範囲や判断は難しく「治療までは要しない人や、治療が完了した人に日常生活の補助などのために作るなど医行為に該当しない場合もあり、無資格者でも適法に行われてきた」(今年5月、厚労相の国会答弁)経緯がある。
 にもかかわらず同省は2008年、自治体が制度運用の根拠とする「補装具関連Q&A」の中で、採型や適合は「診療の補助行為に該当する」として、義肢装具士が「行うべきである」と示していた。
不正を機に厳格化
 17年、市販の靴を治療用装具と偽るなどして保険適用を不正請求した例が全国的に相次いで判明したことから、同省は不正防止に着手。治療用装具については18年、製品の領収書に取り扱った義肢装具士の氏名を記載するよう求め、市町村などの保険者側に通知した。
 これを機に、補装具についても08年のQ&Aを根拠に、採型や適合を義肢装具士が手掛けていなければ支給を認めない判断をする自治体も出ていた。
 無資格でも医師の指示のもとで治療用装具、補装具を作ってきたNPOなどからは疑問の声が上がり、同省は今年11月にQ&Aを改正。採型や適合が医行為に該当する場合は義肢装具士が「行わなければならない」とした一方、医行為に該当しない場合は「基本的に義肢装具士が適当である」と表現を弱めた。併せて「以前の内容に従って補装具費の不支給決定などをした事例があれば、再度の申請を促すこと」(自立支援振興室)も含めて対応するよう、自治体側に文書で事務連絡した。
 無資格者を除外するわけではない姿勢をにじませつつ、あくまで義肢装具士による採型、適合が“望ましい”と従来の方針を維持した形。自治体には困惑も広がっており、福岡県は「補装具費としての支給に実務上何が必要になるか、詳細を厚労省に確認中」(障がい福祉課)としている。
一転して全額自費
 同県大牟田市の「足と靴の相談室 ぐーぱ」では、義肢装具士ではないものの同県立大の養成講座で整形靴のノウハウを学んだ技術者が靴型装具の採型、適合を手掛けてきた。昨年から一転、治療用装具や補装具と認められず、数万~十数万円の代金を自費で支払う客も相次いでいる。
 脳性まひの息子(43)が「ぐーぱで何足も作ってもらった」という母(62)は「昨年から補装具での申請を諦め、全部自費になった」とこぼす。息子は地面を擦るように歩くため、靴も頻繁に傷む。修理に出す分も含め、日常的に5足を回しながら使う。基本は自費で、制度上可能な範囲で治療用、補装具として作ってもらっていた。「ぐーぱの靴を履くと立ち姿から違い、本人も心地よさそう。また補助が認められれば助かるのですが」-。 (編集委員・三宅大介)

自治体に困惑も…足の型取り、靴職人も「可」 補装具支給ルール是正(2020/12/24西日本新聞)

立憲民主党・江崎孝参議院議員の事務所で、私が厚労省の担当者の方に、質問した時のやり取りは下記の通り。

だんした:「障がいは治療はできない。また、障害認定を受けている場合は、治癒して症状が固定している場合。だとすると治療はできないのだから、医行為に該当しない採型・適合もあるのではないか」

厚労省担当者:「採型・適合は身体的な侵襲を伴うので、全て医行為であり、義肢装具士でないと採型・適合できない」

との主張をしていました。しかし、この担当者の主張は2020年5月の厚生労働委員会宮本徹(日本共産党)氏の質問で正しくないことが明らかになりました。

>「治療までは要しない人や、治療が完了した人に日常生活の補助などのために作るなど医行為に該当しない場合もあり、無資格者でも適法に行われてきた」(今年5月、厚労相の国会答弁)



一部の不正請求をしていた業者のせいで、医師の指示のもと義肢装具士では作れない高いレベルの治療用装具や補装具を適切に作っていた職人と、障がい当事者の人が損害を被っている現状は本当におかしいと思います。

本来なら、立法的な解決を図るか、以前のように医師の指示のもと医行為に該当しない採型・適合により作られた治療用装具や補装具の保険請求は認められるべきだと私は思います。

今回の結果は、古庄議員の努力の結果です。

———

今日の夜ご飯は、ただ材料を切るだけだったので、明日のお昼ご飯として、サンドイッチを作りました。具は、ベーコン、レタス、チーズ