今日は、朝から商工会青年部の清掃活動で、桜台駅に向かった。駅周辺にゴミが少なく綺麗な町だ、ということを話している人がいて、私もその通りだと思った。駅立ちをしていても、老若男女問わず挨拶をしてくれるイメージがある。
10時から、文教福祉委員会の傍聴。補正予算2件、教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に関する請願、議案が2件、所管事務報告5件、所管事務調査5件と盛りだくさん。審議がとても充実していた。請願も無事通って良かった。
教職員の定数改善の請願は、他の自治体の議会では通らないところが増えてきている。困ったことだ。
過去に、野党の支持母体への攻撃を目的として、「日教組(※注1)撲滅」と徹底的に学校の先生を攻撃した愚かな国会議員・地方議員がいたせいで、そのしわ寄せが子どもに向かってきたのが、今の学校現場の惨状だ。学校の先生の過労死ラインの長時間労働が常態化し、その結果、生徒に向き合う時間が減り、集団的な管理をせざるを得ず、子どものいじめは見逃され、不登校も増え、自殺も増加する一方だ。
※注1:学校の先生の労働組合。組織率はかなり低下しており約2割程度となっている。
現状については、下記。
文部科学省のまとめによると2018年度に自殺した小・中・高校生は前年比33%増の332人で、1988年に現在の方法で統計を取り始めて以来、過去最多となった。内訳は小学生5人、中学生100人、高校生227人。高校生は前年比42%増だった。男女別では、男子193人、女子139人。
これを解決する手段の1つが少人数学級だ。少人数学級の効果については、下記。
・学級規模が小さいほど、学習規律・授業態度が良い、授業内容の理解が高まる、学習意欲が高まる。
・不利な環境におかれた児童生徒が数多く在籍する学校においては、学級規模が小さいほど正答率が高くなる傾向。
・児童生徒と教員が接する時間を多く確保できる
・小学校では教科担任制を取らないことから、40人学級と比較して児童一人ひとりの状況を把握しやすく、成長をサポートしやすい
・教員の負担軽減にもつながっている。児童の集団が小さくなることにより、学校生活において落ち着いた生活を送れている。
参考:財政制度等審議会財政制度分科会歳出改革部会(令和2年10月26日)資料についての文部科学省の見解(教職員定数関係)
少人数学級の効果は、他にも、学力向上、いじめや不登校の減少などのデータもある。
・山形県では、独自の少人数学級を導入後の追跡調査で、学力の向上が見られる。
・90%以上の子どもが35人以下の学級に在籍している県(Aグループ) では、それ以外の県(Bグループ)よりも、1000人当たりのいじめの件数 が少ない。
・山形県や大阪府では、少人数学級導入前後で不登校の出現率や欠席率が低下。
先行して少人数学級を導入している県の学力の状況 – 文部科学省
私としての独自の見解はない。私は、少人数学級に賛成だ。世の中に上記のデータが広まることを望む。他にも、スクールソーシャルワーカーの配置の増員や、フリースクールの充実なども必要だ。子どもの自殺対策については、今回の議会で一般質問も行う。
自殺や不登校など、子どもの不幸を最小化しなければならない。
社会的な課題解決の為に制度を構築して、最小不幸社会の実現を。
文教福祉委員会の後、先月市民相談に乗った方とそれより過去に相談に乗った方に電話。課題は解決してないが、元気そうでとにかく良かった。
委員会の最中に少し体調が悪くなったので、今日は、早めに寝ることにする。今日は唐揚げとサラダを作った。